11月11日と18日(火)午後 神奈川県立保健福祉大学で横三ブロック主催のゆめクラブ大学が開かれました。地域で健康づくり、生きがい作り、友愛活動に取り組む老人クラブの活動との連携により「健康寿命」日本一に向け高齢者の介護予防を推進する、と言う目的に沿いプログラムが作られています。今日18日は3つの講座で構成されおり1つ目はズシップ連合会の清陽子副理事による「高齢者の生活の知恵」。13年間のケアマネ経験をはじめ長年の介護関連の仕事を通じて得られた人生訓は分かりやすく伝わりました。例えば、すべてはプラス思考に、今に感謝、自分を大切に、失敗しても人のせいにしない、朝は着替える、周囲の意見を素直に聞く、等。
2つ目は「世界中から注目されている我が国の認知症政策」として神奈川県立保健福祉大学の石原美和教授による講義。昨年世界中の認知症研究者が集まった会議で日本の研究発表をしたところ、カナダやインドの研究者から日本の介護制度が進んでいることに驚かれたとのことで、それを聞いた我々が寧ろ驚きました。日本は世界に誇る国民皆保険制度を基にして2000年に介護保険制度や出来、2023年には認知症の患者と健常者の共生を実現する「認知症基本法」まで制定されていることを知りました。世界で最も早く高齢社会が進む日本だからこそ、先手を打った認知症対策が進んだのか、基本的に同じ民族の中で人を思いやる精神がこのような政策を打ち出すもとになったのか、考えさせられる内容でした。
3つ目は「健康長寿に向けたフレイル対策」を同大学の理学療法専攻の平瀬達哉准教授による講義。先生の講義のキーポイントは平均寿命と健康寿命の差約10年間の「不健康な期間」がここ20年以上も改善していないことで、この期間をどうやって介護予防していくか、という高齢者にとり極めて重要なテーマでした。健康長寿に向けたフレイル対策としては、社会とのつながりを保ち、身体的な活動を促進することが重要とのこと。当然といえば当然ですが、独居になり友人も少なくなると外にでるのも億劫になり、それがフレイルを招く原因になるのを改めて認識しました。
平瀬先生からは、高齢者の平均寿命が頭打ちに近づいている中、健康寿命はフレイル予防を講じることによりまだまだ伸びていくとの嬉しいお話でした。みらいふる鎌倉会員の皆様は、年だからと「消極的」になったり「年相応」という考え方を捨て、終わりにこの言葉を贈ります。
「Activity is the best medicine(活動・運動・行動することが最もよい薬になる)」 2011年Nature誌から
総務企画部 杉本伸太郎








