日・中・韓の人々が文化交流を通じて相互理解を深めるという目的で、本年度は鎌倉が日本の代表として選ばれました。そして5月20日鎌倉芸術館に於て開幕式典が挙行されました。中国からはマカオ特別行政区と湖州市、韓国からは安城市からそれぞれの都市の誇りである芸能が披露されました。式典は鎌倉の鳶組合の木やりから始まり、松尾崇市長の挨拶、都倉俊一文化庁長官のビデオメッセージ、各都市の挨拶、そして各都市の芸術交流祭と続きました。マカオは広東オペラ。京劇のように甲高い声の男女主役のやり取りは中々見られないもの。湖州市は養蚕の繭の有数の生産地とかで女性たちの舞いは優雅そのもので観客を魅了しました。安城市からは韓国伝統楽器を打ち鳴らしながらの勇壮な男性たちの踊りでした。最後は日本代表し、ご存知鎌倉の「静の舞」。中・韓の踊りが「動」とすれば、静の舞は「静」でしょう。「静」の中にも義経を愛し、最後は京に追いやられる白拍子の悲しみが良く表現されていました。各国の伝統芸能が披露されたあとは、特別講演としてオペラ歌手森麻季さんによるステージ、聞き慣れたオペラやクラシックの音楽で式典は最高潮になり、成功裡に終わりました。世界中からたくさんの観光客が鎌倉に来られますが、伝統芸能と文化交流という切り口から隣国の皆さんと交流できることは、また一味違った鎌倉からの発信になったと思います。
総務企画部長 杉本伸太郎






