介護体験談 シリーズ3                                 今後の方針、現在の心境                                        

1) 今後の方針
 “行き当たりばったり、その日暮らし、なるようになる。勿論否定しない。反論しない。訂正しない。まともに、真面目に対応しない。徐々にプロの手も借りる。自宅で介護を基本とする。出来るだけ外に連れ回す。人や自然と触れあう。転倒予防と徘徊に気を付ける。但し事故を恐れる余り行動を制限しない。基本的に何でも自由にやらせる。家族の会とのコンタクトを絶やさない。“の方針でいきます。
 先々何が起こっても驚きません。その場その場で対応します。それは家族の会の皆様方や杉山先生から何が起こるのか色々とお聞きしているからです。また彼女が頑張って育てた4人の子供達の理解、協力、支援があるからです。ご近所の皆様方のご理解、やさしさがあるからです。
 一応将来に備え、介護職員初任者研修を今年3月に終了しました。しかしながらもっと心強いことは周囲には素晴らしい先輩、仲間がいます。丁度おむつ交換の実習があった日、米寿の先輩からおむつ交換ならまかしとき。俺は毎日やっている。何時でも教えてやるよと。入浴等は訪問看護の方がいらしてますが、買い物袋一杯のおむつを抱えて笑いながら話してくれました。また93歳の尊敬する先輩は、この春から同じマンションの方のヘルパーになられました。散歩の途中で出会い、時々立ち話をするご婦人のご主人がやはりアルツハイマー型認知症で、介護4、週4日デイサービスに通っておられます。彼女がある朝、ゴミ袋に一杯のおむつを提げて、私の顔を見るや、今朝は黄色いシャワー(尿)を浴びてきたと笑顔で仰いました。このように介護についても頼もしく詳しく、ひょうひょうとして、明るい先輩方がすぐ近くにおられることが、私の楽観に繋がっています。
 その恩返しも兼ねて4月からマンション老人クラブ(77名、平均83歳)会長に就任しました。会では諸先輩の伝統を引継ぎながらも、認知症、健康、介護等を新たなテーマとして取り組むことが承認されました。5月には家内主治医の先生のご講演を私共マンション集会室(100名収容可)で実施しました。

2)現在の心境
 一言でいえば“感謝“につきます。介護体験に感謝、家内の認知症に感謝、家内に感謝、家族に感謝、家族の会のスタッフと皆様方に感謝、マンションの皆様に感謝、マンションの近隣の方にも感謝。杉山先生に感謝。主治医、看護師始めスタッフの皆様方に感謝です。病院に行くのを嫌がりません。


3)最後に
 4年近く、包括支援センター、民生委員の方々から介護認定はまだと言われ続けてきましたが、要介護1となり、4月下旬から週2回元氣ジムというデイサービスに通っています。昨年秋マンション内にオープン、エレベータを降りれば徒歩2分の近さです。
 最後になりますが、杉山先生始め家族の会スタッフの皆様方、また会でお会いし直接貴重な経験談やアドバイスをお聞かせ頂いた会員の皆様方本当に有り難うございます。今あるのは皆様方のおかげです。何度感謝を申し上げても過ぎることはありません。この駄文が少しでもお役に立てれば、本当に望外の幸せです。

「引用元:(公社)認知症の人と家族の会神奈川県支部 会報9月号掲載記事からそのまま転載」

           鎌倉ロジュマン親和会 金正芳雄

 

                              

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